2011年12月11日

パリメモ2

長文ですので興味の無い方はトバしてくださいませ。
ポンピドゥーセンターに入る前に、その横のストラヴィンスキー広場にあるニキとティンゲリによる噴水。



雨が降ってて人も少なく写真取り放題。カミさん大はしゃぎ。
ひとしきり撮影した後、いざポンピドゥーへ。と思ったら入り口のセキュリティチェックに行列。フランス人は並ぶのを苦にしないって言うけどホントだった。でもよく見てみると、行列の脇に団体、予約専用ゲートってのがあって、そこは誰も並んでおらず係員がヒマそうにしてる。ミュージアムパスを事前に購入していたのでダメ元で係員に聞いてみると難なくそのゲートから館内に入れてくれた。ラッキー。っていうかパリの美術館をイロイロ廻りたい方はパスを事前購入していくことをお勧めします。日本でも買えます。現地で買おうとするとパスを買うために並ばなきゃならないです。特にメジャーどころのミュゼは。
館内に入ってとりあえず例のチューブエスカレーターに乗る。コンドーム?のオブジェで装飾されたチューブ内のBGMは心臓の鼓動音。これは瀬戸内国際芸術祭にも出展してたボルタンスキーによるもんだろか?

111211a.jpg

最上階まで行くとムンクの企画展会場。持ち合わせてるパスでは企画展に入場できないのとこれまた入り口でかなりの人が並んでたので敢えなくUターン。一度1Fまで降りて常設展へ。20世紀初頭のエコール・ド・パリから現代へ続く作家達の作品の展示。現在進行形のアートはやはり楽しい。
例の便器↓若い作家に継承され未来永劫に続いていくという点においてこれもまた進行形なんだと思う。

111211b.jpg

一通り常設展示を観て回った後、一旦外に出て隣接するアトリエ・ブランクーシへ。

111211c.jpg

その存在を知ったときから、もう来たくて来たくてしょうがなかった。このために今回パリを再訪したといっても過言じゃないです。
彫刻家、コンスタンチン・ブランクーシがパリに構えていたアトリエ内部を作品まるごと復元した施設。たぶん、というか絶対、世界中で一番ブランクーシの作品が観られるところ。作品だけでなく、彼の使っていたノミやハンマー、ギターにゴルフクラブまで展示されてた。

111211d.jpg

力強さと繊細さ。これまで作品集でしか見ることのできなかった、ありとあらゆるシリーズが目の前にあることに感無量。彼の作品がここまで好きなのは出自が木工職人であった、ということもあるのかも知れない。その造形は典型的ミニマルではあるんだけど、その一つ一つに職人の手業的な作業が垣間見えてくる。工業製品と間違えられて関税を取られそうになったというブロンズの作品でさえ。
施設の設計はポンピドゥーと同じくイタリア人のレンゾ・ピアノ。自然光を取り入れる傾斜したガラス屋根はオリジナルのアトリエにも見られる。
アトリエ・ブランクーシが実現したのは彼が生前アトリエを忠実に再現することを条件にパリに手持ちの全作品を寄贈するって遺言を残していたからだそう。いつまでもソコにいたかったのだけれどそうも行かず、後ろ髪を引かれる思いでアトリエを後にした。もう一度ポンピドゥーの館内に入場してミュージアムショップと本屋へ。アート関係の蔵書の多いこと多いこと。もちろんブランクーシに関する本も。現代彫刻の祖とも言える彫刻家なのに日本での知名度は今一つで、彼に関する本もあまりというか全然見かけない。たまに美術手帖で特集するくらい。日本に作品が少ないからか、はたまたピカソ、ゴッホや印象派の作家といったいわゆる客の取れる作家ではないからだろか?・・・好きな人は結構いるんだけどなー。イサム・ノグチは知名度高いのになー。ちなみにイサムはブランクーシのアトリエで働いてたことが。去年訪れたイサム・ノグチ庭園美術館(ここも素晴らしい美術館!)にもブランクーシの「無限柱」を模した作品があったっけ。ブランクーシに関する本とDVDを購入。島に帰ったらブランクーシ好きの知人に自慢せねばと。あ、ここで別の知人に頼まれていた「スケッチトラベル」を発見、購入。

ポンピドゥーを出た後、ブランドショップの建ち並ぶエティエンヌ・マルセル通りから一本入った細い路地沿いのル・プティ・アトリエ・ドゥ・パリへ。ここは夫婦2人で陶器や木工品などを制作して販売するショップ。要するにウチと同じスタイルのお店。小さな店なので探すのに一苦労。やっとのことで見つけて店内へ。店内には所狭しと作品。それと可愛い柴犬のPONPONくんがお出迎え。工房は地下にあるそうな。あれやこれやとセレクトして買い物をすませた後メトロでアパート近くまで。メトロは満員。スリに気を遣いつつサン・シュルピス駅に。一旦アパートに戻って荷物を置いた後、スーパーとパン屋で買い物。アパートに戻りシャワーと食事を済ませるともう撃沈。

3日めへ。蚤の市〜モンパルナス〜ケ・ブランリー美術館。



posted by flowers at 22:58| Comment(4) | TrackBack(0) | 雑事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パリメモ。

1週間ほどですが初冬のパリを訪れてきました。
格安航空券&宿泊代と外食をケチってキッチンのある安アパルトメントでの滞在でしたが、それなりに楽しい旅になりました。

屋久島を午後出発、夜中1時30分発のパリ直行便に乗るため羽田空港に22時頃到着。空港の中の店もほとんど閉まっていて、特にすることもないので直ぐに出国、搭乗ゲートへ。飛行機に搭乗、夜食の後消灯。12時間のフライトは長い・・・
数時間後に軽食を摂った後、映画を2本(猿の惑星、カウボーイ&エイリアン)観てCDG空港に到着。現地時間6時30分。空港内のカフェでエスプレッソとクロワッサンの朝食。
8時頃タクシーに乗ってパリ市内へ。運ちゃんはフランス語よりアラビア語の方が得意だと片言の英語で言ってた。大渋滞の高速道路を抜け、今回滞在するために予約をしておいたアパートへ1時間ちょっとで到着。
IMG_1841.jpg
呼び鈴を押し、アパートのドアを開けてもらう。部屋で待ち合わせた管理会社の人から設備やゴミの出し方等の説明を受けた後、カギを3つ受け取る。自分の部屋のカギとフロアのカギとアパート入り口のカギ。管理会社の人が帰り、とりあえず部屋で一服。部屋は6階。マンサード屋根の傾斜がそのまま壁の傾斜になってる。この上がいわゆる屋根裏部屋になるんかな。築何年か知らないけど相当古っぽい。20年ほど前にこの部屋で映画のロケをしたそう。
アパートの狭ーいテラスから↓
DSC00070.jpg

日本から持って来たシーツをベッドにセッティング、部屋で少し休憩してから近所の散策へ。
アパートはパリ7区。賑わうサンジェルマン・デプレから西に1kmくらい、直ぐ側にボン・マルシェっていう古いデパートがあるバビローヌ通り沿いの静かなところ。裏手は首相官邸だそう。メトロの駅に徒歩1分程度の便利な場所。たらたら近所を歩いてるつもりがモンパルナス辺りまで来てしまい、目についたサロン・ド・テでサンドイッチの昼食。地図を確認してアパート方面に戻る途中tabacでバスの路線図を購入。その後この地図がメチャ役に立った。
帰る道すがらに見つけた本屋や雑貨屋をのぞきながらアパート近くのメダイユ・ミラキュルーズ・ノートルダム教会に。
この教会において1830年、聖母マリアがシスターの前に姿を現し、メダルを作ってパリの人たちに配りなさい、と告げたそう。彼女がその通りにしたところ、メダルを手にした人々が数々の奇跡を目の当たりにしたそうな。世界各国からの巡礼者が絶えない教会。礼拝堂の中には観光客の姿も少なく、静かに、真剣に祈りを捧げる人たちが。その人達の前には聖母に会ったというシスターのご遺体。没後100年は経ってると思うんだけど、現在でも生き生きとした姿。(さすがに近年に防腐処理をしたらしいけど。それでもミラクル!)
巡礼した人たちが買い求める「奇跡のメダル」売り場には日本人のシスターが。愛媛の教会から来たそう。
DSC00077.jpg DSC00078.jpg
メダルを何枚か買い求め、夕食の材料を探しにボン・マルシェの食材館へ。
総菜やパン、飲み物とデザートを買ってアパートへ戻る。フランスの即席スープの美味しいこと!
この日は移動の疲れもあって20時頃には爆睡。

パリ2日目。
この時期は日の出が8時くらい。昨晩の残りのパンとコーヒーで軽い朝食。
小雨の中を歩いてオルセー美術館へ。
IMG_1712.jpg

駅舎を改築したというだだっ広い館内には教科書や画集でしか見たことのない絵画、彫刻がぎっしり。
一つ一つの作品への思いを言葉にする術をボクは持ってないんでソコは割愛。ただ、ルノアール。
これまでルノアールにはあまり興味がなくて日本でルノアール展とかやってても観に行かなかったんだけど、何点かの実物を目の前にした途端、感動で軽い目眩。特にバカでかくて 重厚な宗教画の後に観たもんだからより一層、その明るさと優しさが。とにかくとんでもなく優しい色彩。印刷されたものとは全然違う。会ったことなんてあるわけがないのに彼の優しさに包まれているような気分に。こりゃ今でも人気があるはずだわ。やっぱ近代の絵画はここから始まったんだ。
オルセーを出た後、セーヌ川を渡り右岸のバス停へ。あ、橋の上でアメリカ人らしき観光客が落とし物サギに捕まってた・・・
バスでパリ市庁舎前まで。
イートインのできる総菜店で生ハム&サラダのプレートとサンドイッチ、カプチーノの昼食を摂った後、今回一番楽しみにしてたポンピドゥーセンターへ。
DSC00106.jpg

続く。
posted by flowers at 02:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。