タンパーはステンレスやアルミなどの金属でできたものが多いんだけど、木製のものを探してるうちにウチのブログに辿り着いたそう。
1/10mmの単位で言えば木はその時の湿度で動いてしまう可能性があることを説明した上で製作開始。
材は2寸厚の板に割いて13年経過した、とっておきの山桜材を使用。
材を60mmの角材にカットして旋盤に装着。真円が狂うのがイヤなんで縦木取り。

ガガッと削る。バスケットに嵌め込む部分は慎重に。指定寸法のコンマ数mmマイナス側に。ペーパーの削りしろも計算に入れて。
取っ手の部分は持ちやすく力が均等しやすいように。ホントはユーザーの手に合わせて製作したいところ。

コーヒー粉を詰めるとき水平を確認しやすくするための溝を掘り、その溝にステンの線を押しつけて摩擦熱で木を焼く。

削り終わったら両端をバンドソーで落としてベルトサンダーで整形。仕上げは手で。

汚れ止めに浸透性の高いオイルを塗布。24時間経過後に軽くサンディングして仕上げのオイル塗布、磨き上げて完成。ふー。
早速梱包して発送。
「大切に使って最高の一杯を提供していきます!」とのメールを頂いた。
嬉しいなぁ。ガンガン使ってやって下さいませ!