2012年06月23日

チェコメモ4,ザイフェン(ドイツ)

6/10

滞在7日め。
ドイツのザイフェンへ。
ザイフェンはプラハから100kmあまりの山の中。
公共交通機関による移動はかなり不便なので、レンタカーで行こうと思っていたのだけど、宿のクルマで連れて行って貰うことになった。
財布の中身をコルナからユーロに詰め替えて出発。
プラハを出ると例によって延々と田園風景が続く。
2時間ほど走り国境近くの小さな街、リトヴィノヴァを過ぎるとクルマはエルム山地に入る。
山道を抜け、国境ゲート跡を越えるともうドイツ。
宿のオーナーが言うには国境を境に家並みも変わるし、何と言ってもドイツは道路がキレイ、なんだそう。
確かにチェコの田舎の道路は舗装してあっても穴だらけだったのが国境を越えた瞬間、きちんと整備された道路に変わる。
家々も同じく。
国力の違いもあるけど国民性の違いもあるのかな。

国境を越えるとすぐにザイフェンに到着。とりあえずSpielzeug museum、おもちゃ博物館へ。

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一人3.5Eを支払い入館。3階からなるムゼウムはエルム地方で作られた木のおもちゃでいっぱい。
ザイフェンは錫の産出地だったのだが、錫が出なくなるとともに副業であったエルム山地で採れるモミやブナを使って木のおもちゃを主要な産業として始めたのだそうだ。
クリスマスの時期にはドイツ中から観光客がこの小さくて静かな村に押し寄せるらしい。
有名なくるみ割り人形、煙吐き人形をはじめ、小さな小さなフィギュア、積み木などがところ狭しと展示されていた。
実際に触って遊べるおもちゃも。
日本の有馬玩具博物館の館長でからくりおもちゃの作家でもあった故西田氏の作品も展示されていた。

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おもちゃということもあって、天使とか童話の一場面とか、動物などのモチーフが多いのだけど、鍛冶屋、パン屋、木工屋等の職人をモチーフとして扱ったものも多数。やはりドイツでは職人が尊敬されているということなのかな。その時代時代の職人たちの暮らしぶりまで表現されてて、観ていて面白い。

次に訪れたのはFreilicht museum、野外博物館。エルム地方の古い民家と生活ぶりを再現したムゼウム。
広い敷地内に点々と民家があって、その一つ一つが展示物となっている。
雪が多いところなんで屋根の傾斜がきつい。

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愛知県の犬山にリトルワールドっていう世界各国の民家を集めた楽しい博物館があるけど、そこを小さくしたような感じ。
昔の工房を再現した小屋では足踏み旋盤が。

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ここではライフェンドレーンの実演が観られる。
ライフェンドレーン、というのは木工ロクロによる技術の一つで、玉切りにした丸太をロクロでドーナツ状に削り、その輪っかをぶつ切りにすると動物のカタチがあらわれる、というもの。例えは悪いかもしんないけど金太郎アメが輪っかになってるって感じ?
言葉では説明しづらいので画像をば。

ロクロで作業中↓

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できあがった輪っか(の一部)↓

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輪っかをぶつ切り↓

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ナイフで成形、着色して完成。

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いやはや、この職人さん、動きに全く無駄なし。手の空いたころを見計らって少し会話。
出来上がった輪っかは水が滴っていた。水に浸けていたのかも。割れ防止はもちろんのこと、ペーパーを全くかけないのと木口をガッと削るんで、生木の状態にして削りやすくしてるんだと思う。因みにロクロの動力は水車。水車は回りっぱなしなんでクラッチのような仕掛けでロクロのONOFFを行う。
作りかけの輪っかの一部を少し購入。ちゃんと乾かしてから作るように、と言われる。OKOK、ボクも一応ウッドワーカーの端くれなんで。
この作業を見るためにここまで来たんだと感慨に浸る。

しかしのんびりとしたところ。じいちゃんばあちゃんと子ども連れがベンチで木陰でランチしてた。

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野外博物館を出たあと例によってザイフェンの町をブラブラと。
続く。





posted by flowers at 01:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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