2015年01月10日

今年も宜しくお願いいたします。

明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。

正月気分もすっかり抜けて日常に戻りつつあります。
年末年始にいらっしゃったお客様の体験教室の様子なんぞを。

まず年末にいらっしゃったこちらの方は普段ものづくりをされてるようで、何とマイ彫刻刀を持参。
ヤマザクラのスプーン作りにトライされていきました。
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堅いヤマザクラ材に手こずりながらも使いやすそうなスプーンの完成です。

そしてこちらは年明けにいらっしゃった韓国の方。外国の方の体験教室は初めてでした。
日本語が全く話せない方でしたが、家具作りを大学で教えていらっしゃるそうで機械の扱い方も手慣れたもの、ほとんどの工程を手早くこなしてお孫さんへのお土産を拵えていきました。
その手際の良さにはこちらが教えてもらいたいほどでした。

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体験教室に関しては既存のプログラムの他、こういったように作りたいものがある場合へのご要望にもお客様のスキルに応じて可能な限り対応いたしますので、お気軽にご相談下さいませ。


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2014年10月04日

最近のお仕事

えっと久しぶりの更新です。
とりあえず最近の制作ブツなんぞを。

サカナのキーホルダ。ツボ押しになったりならなかったり↓
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ベタな屋久杉土産、箸置きです。チューしてます↓
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イヌです。前後脚が動きます↓

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屋久杉に漆塗って金箔銀箔を押したネックレス↓

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前後脚が動く子亀、三白眼です↓

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ピンバッチやブローチなどなど↓

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こんなとこかなー。あとは「花子とかよ」みたいなの彫ってみたり。赤ん坊可愛くねー↓

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今年の春から自分の中だけのブームの張り子猫作ってたり↓

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デカイのは1mくらいあります。こいつらをどうするかは思案中。大小合わせて10匹ほどいます。
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2013年09月12日

9月、10月度体験教室のお知らせ。

9〜10月の体験教室プログラムのお知らせです。時間、料金の改定と、30分でできるお手軽コースを新たに設定しました。開催は基本的に土日の13:00〜17:00ですが、その他の曜日、時間においても開催可能の時もございますのでお気軽にご相談くださいませ。
糸ノコ体験とヘンプ編み体験コースの内容は変わりませんが、時間を90分から120分に変更、糸ノコ体験はキーホルダー2つまで制作可能として1500円→2000円に変更させて頂きました。詳しくは下の画像を参照下さいませ。


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2013年07月19日

体験教室プログラムの紹介

昨日告知致しました体験教室のプログラムの紹介です。
いずれのコースも90分1,500円です。(材料費、消耗品代込み)

1)ヘンプ編み体験コース
屋久杉の小さなパーツを磨いて、それを好きな色のビーズと一緒にヘンプ(麻ひも)で編み込んでラリエット風のアクセサリーを作ります。

まずは小さくキューブ状に木取りしてある屋久杉(穴を開けてあります)をサンドペーパーで磨き、磨き終わったら植物由来のオイルを浸透させます。
キューブのままの形で磨いてもよいですし、角を落として柔らかい感じの形にするもよし、気のすむまで磨いて下さい。

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次に豊富にある色とりどりのビーズの中からご自分の好きなものをチョイス。完成をイメージしながらじっくり選んでください。

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屋久杉のパーツと選んだビーズをヘンプで編み込んでいきます。サンプルを参考にしながらビーズをバランスよく編み込みます。
一度もヘンプ編みをされたことのない方でも丁寧に指導させていただきますので大丈夫です。

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編み込みが終われば長さ60cm程度のラリエット風アクセサリーの完成です。2重に巻いてブレスレットやアンクレットに。もちろんネックレスにも。

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2)糸のこ体験コース
4cm×10cm、厚み1cmほどの屋久杉の板から電動糸のこを使って好きな形に切り抜き、サンドペーパーで磨いてキーホルダーを作ります。工房内での作業になりますので、動きやすく、汚れてもよい服装でお越し下さい。エプロン、マスク等はこちらで用意させて頂きます。

まずはデザインから。いろいろスケッチして作りたい形を絞り込みます。

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デザインが決まったらそれを屋久杉の板に写して糸のこ盤でくり抜きます。糸のこ盤は木工機械の中では比較的安全な機械ではありますが、作業を始めるにあたっては講師の説明を充分お聞きください。

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切り抜きが終わったらサンドペーパーで磨きます。サンドペーパーは荒い番手のものから順に細かい番手のもので磨いていきます。
磨き終わったら、キーホルダーチェーンを通す穴をボール盤(ドリル盤)で開けます。こちらも講師の説明を充分お聞き下さい。

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仕上がった作品に汚れ防止、ツヤだしのために植物性オイルを充分浸透させます。その前に時間的に余裕のある方は焼きペンを使って好きな絵や文字を描いたり、刻印でイニシャルや日付を打ち込むこともできます。

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キーホルダチェーンを付けて完成です。

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教室は14:30〜16:00と16:30〜18:00の1日2回です。
スペースに限りがありますので、1回の人数は3名様までとさせて頂きます。

体験教室については秋くらいまでの開催を考えています。
(申し訳ありませんが8月8日〜8月28日の間は教室はお休みとさせて頂きます。)
なにぶんこちらも教室を開くのは初めての経験なので至らない点もあろうかと思いますが、モノづくりの楽しさを少しでも分かち合えたらいいなと思います。
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2013年07月13日

お知らせ

いちき串木野市にある旭窯アートスタジオ内のアートスタジオカフェM2さんにて作品を少し置いて頂けることになりました。

陶芸家東眞幸さんの主催するアートスタジオ内のこのカフェは、今年の5月にオープンしたばかりのとても居心地の良い空間。カフェには美術書もたくさんあったりして、美味しい珈琲を頂きながら思いっきり長居したくなるようなとても居心地のよい空間です。お近くの方はぜひぜひ!
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2013年02月19日

あれやこれやと

オフシーズンまっただ中。
で、何してるかというと、とりあえず在庫つくってみたり、チャリ乗ってみたり、平内の𠮷利さんとこで陶芸体験してみたり

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木彫ってみたり

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商品撮影してみたり

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で、通販サイト作ってみたり。
通販サイトはテンプレート使って簡単にできたけど商品画像撮影するのに時間が掛かる〜・・・
ので、販売アイテムがまだ全然少ないっす。
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2012年11月06日

最近のアレコレ。


台風で倒れたバナナの幹で紙を漉いたり
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こんな物つくってみたり
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バイク直してみたり
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工房にころがっていたヒョウタンを彫って灯りをつくってみたり。
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ボチボチとシーズンオフ、っていうか閉店に向けて夏の間に思考停止してた脳ミソのリハビリテーション進行中。

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2012年09月07日

ちょいと来シーズンのことをば。

まだまだ昼は暑いですけど朝晩はめっきり涼しくなってきました。

さて。
来年のことを言うとオニが大笑いするような時期ではありますが、ちょっとお知らせを。

15年少々ボチボチと続けてまいりました工房併設のショップですが、今年の11月末をもって一旦閉めようと考えております。
再開は未定です。
とりあえず来年1年間は休んでみようかと。
たまにゲリラ的にオープンすることはあるかもしれません。
現在島内で取り扱って頂いている店舗への供給は変わらず続けます。

ちなみにショップを休業することは2年ほど前から考えていました。
理由はいろいろありますが、まあ表向きは制作に専念する、ということで。
で、よし!やめよう!と思ったときにあの巨大地震。
モノ作りしかしてこなかった自分達に何ができるのかと問いました。
出てきた答えはやはりモノを作ること。作って作って作りまくって、それで得たお金を被災地に回してゆく。
ショップをやめるとなると収入減になるのは確実なので、とりあえず休業は棚上げにしておいてお金を作ろう、と。
そして微力ながら支援を続けて来ました。
まだまだ原発事故も収束しない状況ですし、来年以降も何らかの形で支援は続けていこうと考えております。
が、ここらで棚上げにしておいたことを実行するか、と。

自分が作ったモノを目の前で喜んで購入してくれる人がいる、ということはすごく嬉しくてありがたくて。
ただここ数年、自分と購入してくれている人との間に何かが介在して、少しずつ距離が離れていっているような感じがしてました。
卸先の店舗とか、バイヤーとか、眼に見える介在者ではなく眼に見えない何かの介在。
作るモノにもっとチカラがあれば介在するものなど何するものぞ的に吹き飛ばせるんでしょうけど、如何せん、モノにも自分自身にもまだまだ力不足を感じます。
そこで、どうせなら一度繋がりごと断ち切るかと。
断ち切ることで「何か」が見えてくるかもしれないし、何も見えてこないかもしれない。
それでも、あの、15年前。掘っ立て小屋の狭い工房に来てくれた人たちとの感覚、距離を取り戻したくて。
とはいえ今さら15年前の自分に戻れるワケもないですが。
それでも。

んまあごちょごちょ書きましたけど、世間的には離島の小さな店が無くなる程度のことなんで。
生活のための制作は続けますし。
また、11月以降休業を知らずに来てくれる方への対応はできる限りしていこうとは考えております。

とりあえずお知らせまで。

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2012年04月02日

タンパーの製作。

京都でカフェに勤めてる方からエスプレッソマシンにコーヒー粉を詰めるための道具、タンパーの製作依頼。
タンパーはステンレスやアルミなどの金属でできたものが多いんだけど、木製のものを探してるうちにウチのブログに辿り着いたそう。
1/10mmの単位で言えば木はその時の湿度で動いてしまう可能性があることを説明した上で製作開始。
材は2寸厚の板に割いて13年経過した、とっておきの山桜材を使用。

材を60mmの角材にカットして旋盤に装着。真円が狂うのがイヤなんで縦木取り。
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ガガッと削る。バスケットに嵌め込む部分は慎重に。指定寸法のコンマ数mmマイナス側に。ペーパーの削りしろも計算に入れて。
取っ手の部分は持ちやすく力が均等しやすいように。ホントはユーザーの手に合わせて製作したいところ。
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コーヒー粉を詰めるとき水平を確認しやすくするための溝を掘り、その溝にステンの線を押しつけて摩擦熱で木を焼く。
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削り終わったら両端をバンドソーで落としてベルトサンダーで整形。仕上げは手で。
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汚れ止めに浸透性の高いオイルを塗布。24時間経過後に軽くサンディングして仕上げのオイル塗布、磨き上げて完成。ふー。
早速梱包して発送。

「大切に使って最高の一杯を提供していきます!」とのメールを頂いた。
嬉しいなぁ。ガンガン使ってやって下さいませ!

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2011年12月20日

たかが切れっ端なんだけど

工房内に散乱してた材料の大整理中。
材料というか制作するときに出る切れっ端。

細かな物を作ってると、ちょっとした小さな木の切れっ端も「何かに使えるかもしんないからとっておこっと。」と段ボール箱の中に放り込んでおいたり、棚に積み上げたり、ちょっとした隙間に詰め込んでおいたり。
はたまた、たまの大工仕事に出た角材の切れっ端なんかもとりあえずまとめて土嚢袋なんかに入れて置いたり。
捨てられないのよね。
何かもったいない、て言うよりか、自覚はしてなかったけど、切れっ端が好きなのかも。
要するに切れっ端って作品にならなかった部分なんだけど、何て言うか、作品、ていうのが作られたカタチであるならば、切れっ端の方は作られてないカタチって言うか・・・まあ、そんなことはともかく。

そんな切れっ端たちも毎日毎日後生大事にとっておくと、いつしか工房内のあちこちに大小の山を作って作業スペースをかなり圧迫し始める。
少しずつ選別して薪で風呂を沸かしている友人宅に持って行ったりするんだけど、それでも工房内は捨てきれない切れっ端で山が毎日隆起してゆく。
でもって工房のあちこちにできた切れっ端の山々はグラグラとしていて、何かの拍子にいつ雪崩を起こしても不思議ではない状況。
工房内で雪崩に遭遇、遭難ってのはシャレにならないけど、それはそれで切れっ端好きの最期としてはちょっといいかもしんないとは思いつつ。
よし、ここらでいっちょ整理してみるべ!と、始めてはみたものの・・・

山積みされた切れっ端を一つ一つ選別して整理してたら確実に年越ししてしまいそう・・・
人から見ればタダの切れっ端なんだけど、やっぱり捨てきれないのよね。
ここは心を鬼にしてガンガン捨てるかなあ・・・増えてくばっかだしなー。
切れっ端のために工房増築できないしなあ。
あ、でも切れっ端倉庫ってなんかいいな−。制作に疲れたときには切れっ端だらけの倉庫で遊んだりしたいなー
って何言ってんだか、疲れてんだろか・・・あー。

取り留めのない文ですんません。


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2011年08月31日

夏が終わる

今日で8月も終わり。
9月になったらもう少し時間に余裕がとれるようになるといいなー。

8月度の東北震災支援グッズの売り上げは\30,650でした。
赤十字の震災義援金口座に振り込んできます!
3月からの累計は\204,050になりました。

夏の間は注文制作に追われてなかなか支援グッズを作る余裕ができなかったんだけど、義母が手作りのバッグを支援用グッズとして提供してくれてました。

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今月の支援用の売り上げは大半がこのバッグによるものです。ありがたいことです。

で、今日、名古屋でデザイナーをしてる友人が同じく支援用にとポストカードを提供してくれました。
ありがと、kakaちゃん。

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もちろん自分たちでもグッズの制作は続けます。

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できることを、できる範囲で継続していきます。
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2011年08月23日

まだまだ



だるーい夏の午後に聴こうジャマイカ。
スカとレゲエの違いってよくわからんけど。
レゲエはスカから派生した音楽の一つって認識でええんかいな?

この夏は工房を訪れてくれるお客さんが例年に比べて多い。
勢い定番作品の制作に追われることになる。
売れ線の作品ってのは大体決まっていて、その売れるモノ数種類をローテーションで作り続けてる感じ。
大概イヤんなってくる作業なんだけど、お客さんがニコニコして作品を手にしてると頑張らなくちゃって思う。
どうせ冬になれば好きなことできるし。たぶん。
構想はいろいろあるんだ〜

あともうひと頑張りしてみよ。

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2011年06月24日

製作メモ:栴檀漆椀

最終仕上げ前に熱湯を注いでみたところ、数カ所から気泡が出てくるの確認。
気泡が出てる部分をよく見てみると、塗膜表面に極細なヒビが。
下地を付けた椀を作るのは初めての経験だったので今一つ原因が特定できず、漆をやり始めてからずっとお世話になっている漆職人さんに見解を伺う。

・木固め作業の不備。
・錆における生漆の割合が少ない。
・地の粉を練るときには少量の水を混ぜてから生漆を。→少量の水分が含まれることで中の漆の乾燥が促進される。
・下地が厚い。(0.5mm程度にした。)

あと、あのもの凄い湿気が続く中での作業にも問題があったかと。
表面が早く乾きすぎて強固な膜の下で錆が乾燥しきれなかったのかも。

いずれにせよ応急処置的な作業ではダメだろうから、一度下地部分まで全部削り落として2ヶ月前の状態に戻してからの再作業。
注文頂いた方、すみません、もう少し時間がかかりそうです。

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2011年04月13日

Vasesシリーズの着色

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去年の暮れから作り始めたVasesのシリーズ。
これらの着色ってどうやってるんですか?っていう質問が多いんでちょいと動画で。



旋盤扱ってる人は作品見ただけで「ああ」、と解るんだろうけど、まあ旋盤っていう機械に取り付けてブン回しながら細い筆で一色ずつ塗っていく、という実に単純な作業。
筆先が材に負けてすぐにチビてしまうのが難点。
竹ペンとか作って試したりしたんだけど、やっぱり筆が一番やりやすい。太さの調整もできるし。
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2011年04月07日

髹漆

久々の摺漆の作業。
まずは乾燥してカラッカラになっている漆ムロの湿度調整から。
ムロの中に入れてある川砂にたっぷりと水を吸わせて待つこと一日。
湿度が75%まで上がったところで少量のお湯を注いで80%まで上げ、落ち着いたところで作業開始。

昨日からの天気で外気の湿度が上がってるぶん、漆の吸い込みが若干弱い。
希釈する松精油の量と吸い込ませる時間で調整、頃合いを見て余分の漆を拭き取る。
拭き取ってからもう一度塗布して吸い込みの具合を確認。
材の部位によって吸い込み量は違うし、吸い込みにかかる時間も異なるので、それぞれの様子を窺いながらもう一度余分な漆を拭き取ってからムロの中に入れる。

漆は面白い塗料で、乾燥させるには80%程度の湿度と適度な温度(15℃以上、25℃前後が適温)が必要。
湿度が適度でないと、いつまで経っても硬化しない。
漆に含まれる酵素が空気中の水分と酸素で結合していき、硬化する。
その酵素が活発に働くのが前述の温度と湿度の中ってわけ。

今日は最終的に奥深い艶を作品に与えるための、木地に漆をたっぷりと吸い込ませる最初の作業で、漆の量も多いのでムロの中でこのまま一週間ほど乾燥させる。
そのあと、もう一度吸い込ませる作業をしてから艶を出すために5〜10回ほど漆を擦り込む作業を繰り返してゆく。

ちなみに漆を塗ることを髹漆(きゅうしつ)と呼ぶが、これは漆を塗るための刷毛が人の髪の毛から出来ていることからなんだそう。
中肉中背の海辺に住む潮に焼けた赤毛の美人の髪が良いらしい。
赤毛というのは、適度に脂肪分が抜けてるからなのだそうだ。
美人、という定義は良い刷毛であるための根拠に今一つ欠けるんだけど、昔からそう言われてるんだから仕方がないよね。

いわゆる普通の刷毛と違って、長さを揃えた毛を薄板で囲って作ってある。
毛先がちびてきたら塗師刀で薄板の部分を削り出してまた使うので、価格は高いけど、いい刷毛を購入すれば一生使用できる。

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2011年03月08日

製作メモ

300×390サイズの角盆の製作。
枚数は4枚、それぞれ違う木で、との注文。

ということで材料選びから始まる。
なかなか300幅の素性の良い木がウチの在庫の中から見当たらず、何とかとれそうな屋久杉、センダンは一枚板で、ヤマグルマと樟は接いで底板を作ることに。
底板の厚みは完成時に8mmと設定、目違いや接いだ後の反りを考えて15mm厚の板を接ぐ。

角盆を製作するのは工芸屋に勤めていたとき以来なので15年ぶりか。
作り始めてみると体が作り方や気をつけるべきポイントを覚えていてスムーズに作業が進む。
当時先輩職人に口を酸っぱくして言われたことが作業の合間合間に浮かんでくる。ありがたいことだ。
ただ当時と製作の異なるところは底板に合板を使用しない、というところ。
工芸屋で製作していたときは貼り板、いわゆる基材となる合板の裏表に屋久杉の薄板を貼り合わせたものを使っていた。
貼り板で作った方がコスト、強度、反り、作業のしやすさ等々いろんな面でやりやすいんだけどね。
ともかく今回は無垢の板&接ぎ板で製作することに。

板を接ぎ、ある程度の厚みにした後、数週間放置。
その後自動鉋で所定の厚さに。
次に枠の製作。
パーツそれぞれの木の厚み、幅を揃え、テーブルソーの刃を留め切り専用の刃に替え、両端を45度にカット。
底板を嵌め込む溝をカッターで掘り、持ち手部分に当たる凹みをルーターで。
また、組んでしまったら仕上げられない内側をサンディング&面取りしてオイル塗布。
出来上がったパーツを仮組みして、底板の寸法を正確にだす。
寸法通りに底板をカット、周囲2.5mmを枠の溝に合わせて6mm厚になるようルーターで削る。
こちらもサンディングした後、オイル塗布。

パーツが揃ったところで組み付け。
各パーツに接着剤を塗布してゴムで固定。
固定のゴム紐は自転車のチューブを裂いてこしらえたもの。
これも勤めていた工芸屋で教わったこと。
いろいろなヒモで試してみたけど、箱物を作るには自転車チューブでこしらえたものが一番。

接着、固定して一日放置。
ゴム紐をはずし、各隅に契り(補強材)を入れるための溝を2mmの刃を使いテーブルソーで掘る。
契りに使うイスノキ材を厚さ2mm+αで割き、三角形の契りを作製、接着剤を塗って溝に嵌め込み、半日放置する。

接着剤が乾いたら枠の外側の仕上げ。
内側と同様にサンディングと面取りを施した後、全体に浸透性の高いオイルを塗布。
一日乾燥させてオイルが乾いたら全体をサンディングして毛羽立ちを均した後、多少粘性の高いオイルを使い、塗布しながらのサンディングで目止め。
また一日乾燥後、仕上げのオイル塗布。
塗布後、乾いた布で塗りムラをとって完成!
うん、まずまずの出来。

画像上からヤマグルマ、センダン、屋久杉、樟。


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2011年02月26日

2月もあと2日。

欲する透過感、ドロドロ感、ザワザワ感、エロエロ感、バランス、どれをとっても今一つだし、完成度からいったらダメダメでまだ作り込まなきゃならないんだけど、何とかオプションを一つ手に入れた感じ。
オプションが多ければ多いほど作品の幅も拡がるんで、ドンドン増やしたいんだけどなかなかね。
ポン!っていきなり降ってくることもあったり、今回のようにいろんな実験をする中で何となく出てきたり。
どちらにせよ蓄積がないことには増えていかないんだけどさ。

また、オプションはもちろんオーディエンスを飽きさせない為であるんだけど、同時に自分を飽きさせない為でもあったりするのだ。
そのためにもガンガン実験し続けなきゃ!

何かちょっとartistっぽい?ふふん♪
あー、でももうすぐ3月になるなー。注文たまってきたし稼がんことにはやりたいこともできないし。
そろそろ仕事すっかー。
あ、確定申告もやらなくっちゃ。


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2011年01月23日

何やってんだか、その2


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100均の石粉粘土2袋分。
このくらいの大きさだと指と爪だけでひょいひょい造形できるのが楽しい。
木を彫る、何て言うかゴールに向かってストイックにコツコツと彫り進めていくのとは違う感覚。
木を彫るのは好きだけど、この感覚もなかなか。
モデルとか写真とか見ずに、人の顔ってこんなんだっけ?って感じで作ってみる。
どうせヘタなんだから何も見ずに製作した方がリアリティが増すような気がする。
客観的に見ての本物のよう、ではなく、自分の中だけに帰結するリアリティ。
その意味で言えばまだまだほど遠い感じ。
もっともっといろいろ作らなけりゃね。
今日工房に寄ってくれた近所の陶芸家の方が、やりたいことがいっぱいありすぎてねえ、と話していたのを思い出す。
そうだよなあ、寝てばかりいられないなあ。

乾燥させるのに木に着色したフラワーベースに差しておいたんだけど、これが妙にフィットしてて可笑しい。
1週間ほど乾燥させた後に彫刻刀とサンドペーパーで細かい部分の整形をする予定。
もう少し増殖させるつもりです。

いやいやホントに何やってんだか。

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2011年01月22日

雑木の雑器


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10年ほど前、鹿児島県工業技術センターから依頼された仕事をきっかけに屋久島に自生する広葉樹を使っての器づくりを始めた。
仕上げは現在と違いプレポリマー処理、いわゆる木固め剤によるポリウレタン仕上げ。
その後、仕上げ工程に有機溶剤をかなり使用することに嫌気がさして(自分自身の健康の為でもあるが)器類の塗装は基本的に漆と植物性のオイルのみとした。
工業デザイナーの故秋岡芳夫氏が雑誌のコラムにプラスティックのまな板と木のまな板に関して、包丁で削られて口に入るものはたとえ無害だと解っていてもプラスティックよりは木の方がいい、というような文章を寄せていたのも塗料を考え直すきっかけとなった。
(もちろん器とまな板は違うし、プレポリマーを推進していたのは秋岡氏だったりもするのだけど。)
ただ、プレポリマーの名誉のために付け加えておくが、この塗料は小学校の給食用の器にも使われているほど安全・安定性は高く、厚生省の厳しい安全基準にも合格している。
ウチにも10年前にこの塗料で仕上げた樟の椀があるが、10年間ほぼ毎日使用しているにもかかわらず塗料剥げや大きな摩耗は見当たらず、その安定性は舌を巻くほど。樟という広葉樹としては柔らかい材を使っているにもかかわらず。
なのでこの処理をされた木の器を使用している方はご安心下さいませ。と同時に製造している工房・企業の方々に対しては文句を言われる前に謝っておきます。余計なこと書いてごめんなさい。

で、いわゆる自然塗料に傾倒していった結果、現在の漆とオイルに行き着いた。
漆は紫外線に弱い以外は正に万能塗料で、耐久性も高く、何よりも日本の歴史の中で5000年以上使われ続けてきた実績がある。
ただ、どうしても手間がかかるぶん高価になってしまうのと、漆自体に色がついており元々の美しい木地の色が隠れてしまうのが今の、いわゆるナチュラル志向の人々には合わないのかもしれない。
飴色に輝く溜塗や摺漆の器はそれはそれで美しいんだけどね。

色、艶ともナチュラルな感じなのが植物性のオイルを擦り込む仕上げ方。
ある程度常識的な使い方をしておけば割とメンテナンスフリーな漆の器と違って、こちらの仕上げの器は使う人の手入れによって一年後、二年後の姿が変わってくる。
手入れといっても、使用後に汚れをちゃんと拭き取り、洗剤やお湯で洗った際には自然乾燥させた後、柔らかい布に植物性のオイルを少量含ませ全体にしっとりとオイルをなじませる、といった簡単なこと。
毎回毎回洗った後にそこまでする必要があるのかといえば、ケースバイケースなんで何ともいえないけど。
木の肌がカサカサしてきたなーと思ったらオイルを含ませてあげると生き返ります。
オイルを擦り込むのは木の中に水分や汚れが浸透するのを防ぐため。
ただどれだけ手入れをしようが、使用を繰り返すうちに変形したり酷いときにはヒビが入ったり割れてしまうこともある。
まあそれが木の本来の性質であるわけだし。
ナチュラルというのはそういうことなんだと思う。
なるべくそうならないように日々努力をするのが我々の仕事なんだけどね。
それでもやっぱり木は動くし、割れます。
割れたときの言い訳みたいですが・・・
割れた時は素直に謝りますんでお申し付け下さいませ。

という訳で先日仕上げたヤマザクラの皿。
計25cm、オイル仕上げです。

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↓こちらは今仕掛け・乾燥中の椀。センダンで作ってます。
この後乾燥、旋盤による削り作業を繰り返して漆で仕上げます。

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twitterに慣れると長文しんどいなー。
あ、秋岡芳夫さんは工業デザイナーとしてだけでなく、日本の伝統技術の保存などにも力を尽くした、大変素晴らしい方です。著書も面白く、木工や他のクラフト、生活デザインに興味のある方には一読をおすすめします。ボクもかなり影響されました。一度お会いしてみたかったなあ・・・

posted by flowers at 01:48| Comment(5) | TrackBack(0) | 日々の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月22日

廃棄物処理

ウチのような小さな工房でも仕事をしてるとそれなりの廃棄物が出る。
ほとんどが木質のもの。

材料の切れっ端なんかは、友人たちの風呂や薪ストーブの焚きつけにもらわれていくんだけど、どうしようもないのが自動ガンナや旋盤での切りくず、それに様々な機械から出て集塵機に集められる切り粉、削り粉。

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屋久杉のカンナ屑なんかは良い香りがするんで小袋に詰めて店に置いておくと、あっという間にお客さんがもらっていってくれるんだけどね。
灰皿とかに少しだけ屋久杉のカンナくずを置いて火を付けて香りを楽しむのもまたよし。
試してみたい方はご連絡を。
いくらでも差し上げます。(仕事の都合であるときと無いときがありますが。)
また、火を付ける際には充分に気をつけて自己責任でお願いいたします。

問題なのは集塵機に集められた木粉。
基本的には産業廃棄物として町の処理センターに持ち込むのが正解なんだけど、何か使い途はないものかと米粉を混ぜて木質粘土を作ってみたり、練り固めて香を作ってみたり。
とは言っても結局は遊びの範囲を出ないし、日々生み出される膨大な量の粉には対応できず。
・・・だったんだけど、何年か前から町内で養豚業を営まれてる方に全て引き取ってもらっている。
何でも、豚舎の床に敷き詰めるそうだ。
新しい粉を床に撒くと豚たちは嬉しそうに砂浴びならぬ木粉浴びするらしい。
その様子を見にいったことはないけれど、情景を想像するとコチラも何だか嬉しくなってくる。
床に撒いた粉が汚れてきて取り替えたあとは追熟させて肥料としても使えることでしょう。

循環型社会?
ちょっと違うか。
posted by flowers at 18:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 日々の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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