2010年12月18日

もうすぐクリスマス


1218a.jpg






今年中にこなさなきゃならない仕事を何とかやり終える。
ああ、開放感。しあわせだなあ。
年明けまではゆっくり来年の構想でも練ることにしよう。

先週発注した中国生まれのくまさんがLAから関空に到着した模様。
月曜に通関予定との連絡を受ける。
といっても何だかワケわかんないよね。
くまさん、クリスマスまでには屋久島に届くかな?
ドキドキ。
何かを注文して、届くまでのこのワクワク感といったら。
届いたら届いたで、ああ失敗だったなーと落ち込むことも多々あるんだけどね。

しかし円高様々です。

くまさん↓

grizzly_hp_hdr_logo_xmas.gifhttp://www.grizzly.com/products/Wood-Lathe-With-Digital-Readout/G0462


posted by flowers at 23:27| Comment(8) | TrackBack(0) | 日々の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月10日

きいろい木

1210a.jpg








黄色い木は寄木のアクセサリーなんかを作る時に重宝する。
芯材が鮮やかなイエローのこの木はハゼノキ。
敏感な人はこの木の下を通っただけでもかぶれるそうで、割と嫌われてたりする木なんだけどね。
そんな木で作ったアクセサリーはイヤかもしんないけど、完全に乾いた材であればそうそうはかぶれないはず。
普段漆器を使ってかぶれない人であれば、まあ大丈夫かと。
というか、きちんと乾かした漆器は、まず、かぶれない。

他に黄色い肌の木といえば、まず思い浮かべるのが桑。
桑は辺材、芯材ともに黄色い。(辺材部はちょっと薄いけど)
ケヤキに似た木目でそこそこ強度があるので、ウチではカトラリーや器を作る時に使う。
ただ、削ったばかりのときはキレイなレモンイエローなんだけど、時間が経つとともに褐色になっていく。
ハゼノキとは逆に、芯が白くて辺材部に黄色が出るのがシイノキ。
輪切りにすると黄色い輪っか模様が面白い。
また、センダンの若い木なんかも優しい感じの淡い黄色が出る。

画像のハゼノキは友人宅の敷地内に生えてたもの。
やはりかぶれるのがイヤで伐られてしまったよう。
ハゼノキやウルシの紅葉は美しいんだけどねえ。
ちなみに実から木蝋が摂れます。






posted by flowers at 19:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月06日

アイタタ

例えば点A・点Bを結ぶ10cmの直線上に、点Aより7cmのところに点Cを置くとする。
そのとき、点Cは点Bより3cmのところにある。
だから、点Bより3cmのところに点Cを置けば、点Cは点Aより7cmなのだ。
ユークリッド幾何学的に言えば、それは正しい。
だが、物作りをする上では必ずしも正しいとは言えないのだ。
点Aから7cmは、あくまで点Aから7cmであって、点Bから3cmではない。
何が言いたいのかというと、ハイ、基準面を間違えて加工してしまいました・・・
物作りする上での基本中の基本です。
実際にはもう少し複雑な要素が絡んだ上でのミスだったんだけど、部材の数が多かったんで、ちょっと凹んだ。
一つ一つの寸法誤差は微々たるものなんだけど、部材を組み合わせたときにその誤差は数倍、数十倍になる。

修正には一連の加工に費やした時間と同じだけの時間がかかる。
プラス、基準面を変えると加工治具のセッティングも全て変えなきゃならないんで、その調整時間も。
個人プレイ、自己責任がウチの工房のモットーなんで、しょうがなく独りで黙々と修正作業をこなした。
ただ、こういったミスをしたときのために、ある程度までの誤差だったら途中の修正で吸収できるよう、あらかじめ考慮して最初の設計作業をしてるのだ。
どういったところでミスしがちなのかとか、どこでミスしたら致命的なのかとか、経験上ある程度わかってきたし。
・・で、またミスしてんだから世話がないよね。
ある程度フレキシブルな設計をするのは、木ってのは結局のところ乾湿差で動く素材だってこともあるんだけどさ。

なので、一からやり直すことまでにはならなかったのが救い。
転ばぬ先の杖ってヤツ?
イヤ、威張れるコトじゃないな。
何にせよこの杖も折れてしまったら、それこそ初めからやり直さなけりゃならないんで、慎重に、慎重に・・・。



posted by flowers at 01:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 日々の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月11日

ペアリング


101010.jpg



屋久杉、桑、ウレタン塗装。

メールで注文を受けて、お客さんの来島に合わせて何とか製作完了。
突起凹凸のないシンプルなデザインで、とのご注文でした。
三日月部分は彫り込んで、それぞれ金泥、銀泥を詰めて研ぎ出し、刻印によるメッセージ部にも金、銀を擦り込んでみました。

バタバタした中での製作だったけど、喜んでもらえてよかった−。

posted by flowers at 19:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 日々の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月24日

たまには木工屋っぽく

3年ほど前にDELTA DADO BLADEっていう、何枚かのブレードを組み合わせて任意の幅の溝が掘れるってのを買ってたんだけど、これまで一度も使用する機会がなく、新品未開封のまま。
・・・結構なお値段がしてたはずなんで、ここらでひとつ「使ってるよアピール」をしておかないと。
また無駄遣いっていわれるとシャクだし。

梱包を開けて取り出す。
外側2枚のブレードと中間用のブレードが5枚、幅調整用のシムが2枚。

0824d.jpg0824b.jpg








今回は11mm幅の溝を掘る。中間に厚さの違うブレードを2枚挟み込んでテーブルソーに取り付け、試し堀り。
結局シム2枚追加で気持ち(0.1〜0.2mm)プラス側にオーバーな感じだったけど、今回はそこまでの精度は求めてないんでOK。

0824c.jpgさすがに新品の刃なんでバリも出ず、ちょっと不安だったミゾの底面もかなりフラットに仕上がってる。
ちなみにこの木は時計のパーツになります。





欲を言えばシムの厚さをもう少し薄くして、枚数を増やして欲しいところ。
それでもまあミゾ幅のコンマ数mmかは合わせる相手側の板厚調整で何とでもなるんでコレで充分なのかも。
ルーターや、2mm、3mmのブレードで何回もテーブルソーを通して溝掘りするよりかは、かなり速くキレイに仕上がるし、いろんな幅のカッターブレードを何枚も揃えることを考えれば充分リーズナブルな製品だと思う。


ついでにもう一つ便利道具の紹介。
デジタル角度計。

0824f.jpg









あらかじめ定盤に0位置を合わせておけば、ブレードの角度が0.1度単位でデジタル表示される。
かなり便利。

・・・・なんだけど

0824g.jpg









アナログなボクは結局スコヤで確認せずにはおられないのでした。
スコヤの方が早いし・・・
だったら最初からスコヤで・・・

無駄遣いと言われないように、もっと効果的な使い方を考えねば。
posted by flowers at 22:12| Comment(4) | TrackBack(0) | 日々の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月01日

結局

iBookG4は復活せず、型遅れのMacBookをAppleStoreにて注文。
予定外の出費となってしまった。
当座のデザイン仕事にこれまで使ってたソフトが使えるG5の中古を買おうか買うまいか思案中。
うーん・・・

そんなことはさておき、注文品がたまってきたのでとりかかる。
まずはカードホルダー100個。
テーブルソーで一気に木取りとカードを挟むための切り込みを入れ、ベルトサンダーで表面を整える。
単純な加工ではあるのだけど、数が多いとさすがに時間がかかってしまう。
元来数字には苦手なんで、作り始めてみないことにはその数の実感がわかない。
何年か前に観光協会の仕事で、同じくカードホルダーを300個製作したことがあった。
仕事を受けたときにはやはりその数に実感がわかず、深く考えずに請け負ったのだけど、実際に作ってみると例えば面取り作業だけでも1個につき30秒ほどかかるとして30秒×300=9000秒=150分。
150分間ずっと面取りをするのは苦痛というか、できないので、結局途中休みながらしてもまあ3時間。オイルを塗って拭き取るだけの作業でもまた2〜3時間。
同じ作業を繰り返すうちに泣きそうになってくる。
泣いたところで誰も助けてくれないし、数をこなした後の達成感は格別のものがあるんだけどね。

でも考えてみりゃ工芸屋に勤めてた頃は一日中ずっと面取り、とか、一日中吹き付け作業、とか、一日中ずっと昇降盤で木取り、とかしてたっけ。
それらの積み重ねがあって今の自分があるってのも事実だしね。

泣きそうなんて言ってないでMacBook代稼がなくちゃ。


DSC_3069.jpg


posted by flowers at 22:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 日々の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月28日

久しぶりに


100428.jpg








Webサイトのデザイン変更しました。
FLOWERS

5年ぶりくらい?
変更といっても作品画像の枚数が増えたのとフレーム構造を止めた程度で、内容的にはさほど変わってはいないけど。
全体的にちょっとスッキリした感じになったかな。
もうちょっと作り込みたいところだけど、まあ連休明けに。

ちなみにMacOS10.4&Safari4での確認しかしてないんで、windows環境で閲覧されてる方、何か問題がありましたらご一報頂けると嬉しいです。

久しぶりと言えばコイツも2週間ぶりに看板の上に登っていました。
今まで何処にいたん?
で、何故またココに?


100428b.jpg
posted by flowers at 12:59| Comment(4) | TrackBack(0) | 日々の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月19日

アタタタ・・・

腰が・・・

2日間ほど友人宅の屋根葺き替え工事を手伝ったのでした。
腰だけでなく脇腹やら腿やら体のアチコチから悲鳴が。
普段使われてない筋肉が総動員された感じ。
これでこのところの運動不足も解消されたかな?
・・・2日間じゃされないか。

しかし屋根の上って何であんなに気持ちがいいんだろう?
地面よりちょっとだけ空に近いだけなのにね。

それはさておき、先日仕上げた電波時計の納品完了。
気に入って頂けたようで安心する。
モノづくりをしていて良かったなと思う瞬間でもある。

clock01.jpg
posted by flowers at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月12日

日常

0412b.jpg0412a.jpg










帰島後、ためてしまっていた仕事にとりかかる。
まずは注文を受けていた時計と彫り物。

時計は一枚板のシンプルな長方形のもの。
材料置き場からなるべくクセのなさそうな屋久杉の板を選び、自動鉋、テーブルソーで木取りする。

シンプルなカタチは難しい。
シンプルであればあるほど難しいと思う。タテヨコ厚みの比率、材の色、木目、文字の大きさ、一つ一つ気を使いながらトータルのバランスを考えてゆかないといけない。
で、考え過ぎるとまたおかしなバランスになってしまう。

ムーブメントには電波時計を使用。
普段使用するムーブメントはほぼ正方形で、裏面の彫り込みは85mmのフォスナービットで一気にザグリをいれるのだが、今回のものは若干サイズが違うのでルーターテーブルに4方向フェンスを立てて切り込む。オーバーヘッドルーターと違って切り込む面が見えないので作業中いまいち不安。
切り込み代が22mmあるので何回かに分けて慎重に切り込む。

平行して彫り物の方も進める。
バンドソーで木取りをして電動彫刻刀で粗削り。
その後手持ちの彫刻刀に持ち替え、彫り進んでゆく。
刃が切れなくなってきた頃合いをみて一旦彫刻刀を置き、時計の文字盤面の製作へ。

堅いヤマモモ材を2mmの厚さにテーブルソーで割き、糸鋸で数字を切り抜く。
切り抜いた数字をサンドペーパーやナイフで整えて本体に接着。

接着剤の乾燥の間、彫刻刀を研ぎ直し、彫り物の方を進める。
仕事に好き嫌いを言っていてはいけないのだけれど、やはりノミや彫刻刀を使って木を削っているときが一番好きな時間だ。
彫り始めると時を忘れてしまう。
という訳でまず彫り物の方が完成。
気に入ってもらえればいいなあと願いながら、梱包、発送を終える。

時計の方もほどなく完成。
気になっていた仕事を終え、一寸ホッとする。

明日からは少なくなってしまっているショップ内の定番品製作にかからねば。


posted by flowers at 22:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月21日

落書きノート


0321.jpg0321b.jpg









毎年年末に近所のガソリンスタンドの抽選会でもらえるノート。
いつも手に取れる場所に置いてあるこのノートから作品は生まれる。
これらの落書きはここ何年かの自分の日記帳みたいなもので、その時々の感情や考えが赤裸々に見えるので、とてもじゃないけど人に見せられない部分も多い。
ところどころ破かれていて、一体そこにナニが描いてあったか自分でも覚えていない。
気に入らなくて破いて捨てたこともあったし、七輪の火付けに使うために破いたこともあったっけ。

ちなみに右画像の作品は、とある展示会用に製作したのだけどストレートにメッセージを作品にのっけるのもらしくないや、と思い直しお蔵入りしたもの。
感情にまかせて製作したものの、後から冷静に観たときに情けないやら恥ずかしいやらで表に出さないものが結構ある。

かくして未熟な感情から生まれる未熟な作品は工房の奥深くに溜まっていくのでした。
まあ今のウチのスタイルに合わないというだけなのかもしれないけど。
成熟することが作品の質を高めるとも限らないしね。



posted by flowers at 20:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月21日

まあこんな日も

チェーンソーで荒く割いておいた材をバンドソーで板に挽いているとモーターが焼けて固着してしまった。
オーバーワーク?それとも電圧の関係?
モーターは台湾製。
以前中国製の単相200Vモーターを焼損させてしまったことがあり、その時は代理店によれば屋久島の特殊な電気事情のせいではないかとのことだった。
バンドソーが動かないと仕事にならないので早速モーターの注文を出そうと思ったのだが、今日はあいにくの日曜日。

製材を中途半端な状態で止めて、久しぶりにサラダボウルでも作ろうかと旋盤で荒削りをはじめた。
旋盤での荒削り作業は材の成形スピードが早く、単純だけど楽しい作業。
粗方丸く木取りしておいた材をチャックに固定し、モーターで回転させバイトと呼ばれるロクロ鉋で削ってゆく。
5つ目を削っていた時、チャックに固定してあった部分が突然割れてしまい削りかけのサラダボウルが顔をめがけて吹き飛んで来た。
フェイスガードを着用していたので事なきを得たのだが気を付けねば。
怪我は自分持ちだからなあ。

珈琲をいれて一服する。
さて、気分を変えて掃除でもするかと材料を整理しはじめると、今度は立ててあった材が倒れ、それが運悪くコンセントを直撃、樹脂製のケースが粉々に。
仕方なく工房のブレーカーを落としコンセントを新しいものに付け替えて一日が終わってしまった。

まあこんな日もあるでしょう。
画像は山桜で作ったサラダボウルです。
国産の生漆を30回ほど擦込んであります。

sb.jpg


posted by flowers at 20:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 日々の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月17日

la primavera

「春」は女性名詞なんですね。
ちなみに夏は男性名詞だそうです。
ふむふむ。

クスノキの丸太から2日かけて彫り出しました。
仕上げにもう少し時間がかかりそうです。


0217a.jpg0217b.jpg0217c.jpg
posted by flowers at 20:01| Comment(4) | TrackBack(0) | 日々の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月05日

クレイワーク

このところカミさんはクレイワークにご執心。
毎日朝から晩までプレハブに閉じこもって粘土と戯れている。
おかげで工房の方は一人でのんびりと作業できるのだが、そのあまりのハマり込み具合に一体何を作ってるのかと気になりプレハブをのぞいてみる。

cw01.jpgcw02.jpg








???
お互い相手の作品にはあまり関与しあわないのが我が工房のルールなのでノーコメント。
これらを乾燥させて野焼きもしくは七輪を使って焼成させるのだそう。
これまでにも何度か野焼きをしていたのだけれど、ことごとく失敗していたので人ごとながら心配してみるが、本人は一向に気にしていない様子。
が、その傍らにはウン十万円しそうな電気陶芸釜のカタログの束が・・・。
野焼きの成功を祈る。

夕方、工房脇の沢沿いをイヌと散歩する。
リンゴツバキの花がいくつも咲いていた。

tsub01.jpg
posted by flowers at 22:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月04日

丸太からの板取り

先日、径40〜50cmのセンダンを玉切りしたものを幾つかもらったのでチェーンソーで製材する。
製材といっても半割にして側端をこそげ落とす程度なのだが、それでも丸太のままで管理しているよりは乾燥過程でリスクが少ないかと。

チェーンソーはエンジン式のものと電気式のものがあるのだが、ここのところずっと電気式のものを使っている。
脱化石燃料だなんだという訳でもなく、単にエンジン式のものが調子が悪いため。
分解調整しようと思ってはいるのだが、ついつい電気式の便利さにかまけてずっと放っていた。
ただ電気式のものは力が弱いので、ここぞという場面にはエンジン式が頼りになるのだけれど。

板取りしたセンダンは25年生くらい?、木目もきれいだった。
センダンはあまり太くなると木目も色も大味になり、スカスカな感じになるのでこのくらいまでの大きさがいいのかも。
ちなみにキーホルダなどの小物を作るには10〜15年生くらいのセンダンが色もきれいで木目も締まっていてちょうどよいのだが。

今回板取りしたものはかなりの厚みがあるので、何を作るかをアレコレ考えるのが楽しみだ。


cs.jpg



posted by flowers at 20:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。